横浜のバウアー投手。親日家でファンサービスも超一流。来年も日本でプレー?

トレンド

日本球界にアメリカ大リーグから久しぶりに本物がやってきました。

2020年にサイ・ヤング賞(日本でいう最優秀投手)を受賞したトレバー・バウアー投手です。

野球でのプレーはもちろんのこと、多大なファンサービスにも注目を集めています。

野球少年で、プロ野球に興味を持ち、かれこれ35年ほど野球を見てきた筆者が、2023年に最も注目の横浜DeNAベイスターズのバウアー投手の素顔と来季についてお伝えします。

横浜のバウアー投手。親日家でファンサービスも超一流。来年も日本でプレー?

なぜ大リーグから日本へ!?

アメリカ大リーグでもサイ・ヤング賞を受賞するような超一流のバウアー投手がなぜ日本球界にきたにはそれなりの理由があります。

それは、2021年7月にカリフォルニア在住の女性から性的暴行などの訴えを起こされており、謹慎処分を受けていました。

そして出場停止処分となり、ドジャースのチーム40人枠から外されてしまいました。

訴えは不起訴となりましたが、アメリカでは復帰を歓迎されず、メジャー球団はバウアーの獲得に尻込みしていまいた。

そんな中2019年に球団施設を訪れて親交のあったDeNAが興味を示し、2023年に日本でプレーすることになりました。

メッタ打ちからのスタート

来日初登板となった広島戦では先発7回1失点で来日初勝利をあげたものの、2度目の巨人戦では6回7失点。

3度目の登板によって本物かどうか、真価が問われる状況の中、結果は2イニングを投げて7失点となり、2度目の対戦になる広島打線にめった打ちされました。

バリバリの大リーグといった前評判だけで、ろくでもない選手も数多くいましたので、『今回もそうか』と思ってしまいました。

実は理系。分析が得意。

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で機械工学を専攻していた理系のバウアー投手。

めった打ちにされた原因を分析し、投球スタイルを日本仕様に合わせ、交流戦の頃にはぐんぐんと調子を上げてきました。

もともと親日家でもあったバウアー投手。日本文化を積極的に受け入れ、生活に慣れてきたことも要因の一つだと考えられています。

怠慢プレーに怒り爆発

バウアー投手が日本で人気上昇中なのは、野球に対する全力プレーの精神です。

7月1日の中日戦で見せた、味方の怠慢プレーやエラーの連発に、怒りをあらわに吠えまくり。

最後のバッターはピッチャーゴロに打ち取りましたが、味方の守備を信用せず、自ら走ってファーストベースまで行ってアウトにしたのは印象的でした。

野球評論家の上原浩治さん(48)も、TBS系情報番組「サンデーモーニング」で「彼の性格は結構短気」と評していました。

引用:TBS系情報番組「サンデーモーニング」

この時、ベイスターズのファンは怒り狂っているバウアー選手に大声援を送っています。

感情をあらわにしてチームの勝利の為にプレーしている姿は、少なからず日本のファンに届いたに違いありません。

ファンサービスが超一流

バウアー選手はバリバリの大リーガーなのに、偉そうにせず、日本のファンに対し、いつもファンサービスをしてくれています。

普段から道行く人からのサインはもちろんのこと、キャッチボールやキャップ野球(ペットボトルのキャップをボール代わりにして行う日本で生まれたスポーツ)に参加している場面もありました。

またオールスターに出場した際には、内野から外野まで回ってサインをしている姿に感激しました。

バウアー選手は日本のファンとの交流を心から楽しんでいるようにみえます。

オールスターに出場

バウアー選手は、2023年7月に開催された「マイナビオールスターゲーム2023」にプラスワン投票で過去最多の投票数にて選出され、第2戦に登板しました。

バウアー選手は369,446票を獲得。パリーグ1位の山本選手は190,933票。

これを見るだけでも、いかにバウアー選手は多くのファンに注目を浴びているかが分かります。

ファンとしては、何かやってくれそうな気がしますよね。

『プラスワン投票とは』
ファン投票、選手間投票、監督選抜各枠での選出選手決定後に、各選出方法で選ばれていない選手の中から、セ・リーグ、パ・リーグそれぞれ1選手ずつ、合計2選手を再びファン投票で選ぶことです。

実際にオールスターで登板したバウアー選手は、投げる前に球種を打者に教えて勝負するといった振る舞いで、オールスター(祭典)らしくファンを魅了しました。

目指すは沢村賞と優勝

2023年8月16日時点、バウアー投手は勝利数が9で現在トップの戸郷(巨人)投手と僅か1の差で2位タイにつけています。

防御率は2.82で9位。奪三振は115個で同じベイスターズの今永選手の121個に次ぐ2位です。

残り試合は39試合。バウアー投手の登板も6~7試合ぐらいありそうです。

最後の追い込みで、ベイスターズの優勝と自身のタイトル奪取に向けてがんばってください。

気になる来年は残留?

今季の推定年俸は基本給300万ドル(約4億3000万円)プラス出来高100万ドル(約1億4300万円)だと報じられています。

しかし下記の日刊スポーツに記載のとおり、本来のバウアー選手と契約となると推定年俸は30億円ほどとなります。

出典:日刊スポーツ

果たして、この金額を日本の球団が負担できるかが残留の焦点になりそうです。

ただバウアー選手自身、日本での生活を気に入ってるのは間違いありません。

歓迎されていないメジャー復帰よりも、年棒を下げてでも多くのファンに親しまれている日本でプレーすることを選択するかもしれませんね。

来年も日本でプレーを!

トラブルを抱えて日本にやってきたバウアー選手。

しかし今や、野球選手としての一流のプレー、ユーチューバーとしての活躍、心からのファンサービスによって、ベイスターズファンだけでなく、多くの日本の野球ファンの心をがっちりと掴んでいます。

他の日本人の野球選手にない、ワクワク感、何かを期待させるような魅力的な選手です。

来年も日本でプレーして、日本の野球界をもっともっと盛り上げていってもらいたいです。

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